2013/9/23 Pauper禁止改訂について
2013年9月17日 TCG全般 コメント (3)MOのPauperでTemporal FissureとCloudpostが先日禁止になりました。
ここ最近の改訂ではPauper:No Changeとすらアナウンスメントが無かったので、ちょっと心配してはいましたがやはり大方の予想通り禁止に。
今までの禁止改訂の歴史は、
Cranial Plating→よっしゃ!中速デッキにチャンスあるな!
Frantic Search→よっしゃ!中速デッキにチャンスあるな!
Grapeshot, Empty the Warrens, Invigorate→よっしゃ!中速デッキにチャンスあるな!
*厳密にはCranial PlatingはMO以前から使用自粛されていました
だったのでポストとストームの禁止を受けて中速が活躍するかはまだ謎ですね。
今回の禁止改訂は色々と思うところがありました。
1)DCIの中の人はあまりPauperをやってない
PauperはMO限定のフォーマット、しかもDEのみという事もあり、滅多に禁止改訂はされませんでした。そもそもDCIの中の人がPauperに詳しく無いため、コミュニティーから不満の声が上がる→Pauperに詳しい知り合いの意見を聞く→DE等のデータを見つつ決定、というプロセスを経ているとか。
実際のところ、半年前の改訂ではTemporal Fissureも禁止される予定だったのが、”ローグなコンボデッキ”のためにとりあえず残しておこう、という理由で禁止を免れた経緯があります。
Temporal Fissureの強さ、つまらなさ、それによるメタゲームの停滞は3カ月で既に明らかになっていましたが、更に3カ月禁止されなかったのはPauperの不遇さを表していると思います。
2)禁止改訂の行く末
当初から明らかに強すぎたCranial Platingを除くと、今まで禁止になったカードは全てコンボのパーツです。コモンではほぼ対処出来ないTemporal FissureやGrapeshotはまだしも、一般プレイヤーからのヘイトが高いコンボが真っ先に禁止の対象になる傾向が続くと、モダンのようにひたすらアドバンテージを取るカードを出すデッキのフォーマットになるか、スリヴァー(or 同盟者etc etc)などのファンデッキライクなビートダウン同士のフォーマットになるのでしょうか。
いずれにせよ、レガシーでは普通に2キル、3キルのコンボデッキがあるのに、Pauperでは禁止の対象になっているところを見ると、DCIはPauperにあまり詳しくは無いけども、Pauperがどんなフォーマットであるべきかというビジョンは明確に持っていると思います。
それを好きになれるかどうかは、プレイヤー次第なのでしょう。
3)これから
DEの結果が1日1回しか発表されなくなり、元々DE数を絞られていたPauperのメタはかなりわかりにくくなっています。どこぞの質の低いPauperサイトでも、大抵がWhat’s Happeningに載った結果だけを集計しています。
もちろんWotCは全てのデータを持っているので、今回ぐらい露骨に結果が偏れば流石に動き始めますが、結局のところプレミアイベントに採用されていないため、数年前にあった#banjaceキャンペーン的な声はトッププレイヤーから挙がらず、環境に問題があっても中々気付かれません。
現在PauperはMOでスタンに次いで2番目に人気があるフォーマットです。
が、本当にPauperが好きで参加しているプレイヤーの割合はどのぐらいでしょうか?安いから、チケ稼ぎたいから、という理由で参加しているプレイヤーは少なくとも半数以上いるでしょうし、Pauperの一番のアピールポイントは安さという事は事実です。
安いという理由でPEも無くDEも少ないという現状を鑑みると、構築の第一歩という位置付けはこれからも変わらないでしょうが、広いプールで色々なデッキを作りたい!レガシーとヴィンテージ以外でも対抗呪文を使いたい!という人は少ないながらも増えていますし、WotCがPauperの各種イベントを増やしてくれる事を切に願っています。
ここ最近の改訂ではPauper:No Changeとすらアナウンスメントが無かったので、ちょっと心配してはいましたがやはり大方の予想通り禁止に。
今までの禁止改訂の歴史は、
Cranial Plating→よっしゃ!中速デッキにチャンスあるな!
Frantic Search→よっしゃ!中速デッキにチャンスあるな!
Grapeshot, Empty the Warrens, Invigorate→よっしゃ!中速デッキにチャンスあるな!
*厳密にはCranial PlatingはMO以前から使用自粛されていました
だったのでポストとストームの禁止を受けて中速が活躍するかはまだ謎ですね。
今回の禁止改訂は色々と思うところがありました。
1)DCIの中の人はあまりPauperをやってない
PauperはMO限定のフォーマット、しかもDEのみという事もあり、滅多に禁止改訂はされませんでした。そもそもDCIの中の人がPauperに詳しく無いため、コミュニティーから不満の声が上がる→Pauperに詳しい知り合いの意見を聞く→DE等のデータを見つつ決定、というプロセスを経ているとか。
実際のところ、半年前の改訂ではTemporal Fissureも禁止される予定だったのが、”ローグなコンボデッキ”のためにとりあえず残しておこう、という理由で禁止を免れた経緯があります。
Temporal Fissureの強さ、つまらなさ、それによるメタゲームの停滞は3カ月で既に明らかになっていましたが、更に3カ月禁止されなかったのはPauperの不遇さを表していると思います。
2)禁止改訂の行く末
当初から明らかに強すぎたCranial Platingを除くと、今まで禁止になったカードは全てコンボのパーツです。コモンではほぼ対処出来ないTemporal FissureやGrapeshotはまだしも、一般プレイヤーからのヘイトが高いコンボが真っ先に禁止の対象になる傾向が続くと、モダンのようにひたすらアドバンテージを取るカードを出すデッキのフォーマットになるか、スリヴァー(or 同盟者etc etc)などのファンデッキライクなビートダウン同士のフォーマットになるのでしょうか。
いずれにせよ、レガシーでは普通に2キル、3キルのコンボデッキがあるのに、Pauperでは禁止の対象になっているところを見ると、DCIはPauperにあまり詳しくは無いけども、Pauperがどんなフォーマットであるべきかというビジョンは明確に持っていると思います。
それを好きになれるかどうかは、プレイヤー次第なのでしょう。
3)これから
DEの結果が1日1回しか発表されなくなり、元々DE数を絞られていたPauperのメタはかなりわかりにくくなっています。どこぞの質の低いPauperサイトでも、大抵がWhat’s Happeningに載った結果だけを集計しています。
もちろんWotCは全てのデータを持っているので、今回ぐらい露骨に結果が偏れば流石に動き始めますが、結局のところプレミアイベントに採用されていないため、数年前にあった#banjaceキャンペーン的な声はトッププレイヤーから挙がらず、環境に問題があっても中々気付かれません。
現在PauperはMOでスタンに次いで2番目に人気があるフォーマットです。
が、本当にPauperが好きで参加しているプレイヤーの割合はどのぐらいでしょうか?安いから、チケ稼ぎたいから、という理由で参加しているプレイヤーは少なくとも半数以上いるでしょうし、Pauperの一番のアピールポイントは安さという事は事実です。
安いという理由でPEも無くDEも少ないという現状を鑑みると、構築の第一歩という位置付けはこれからも変わらないでしょうが、広いプールで色々なデッキを作りたい!レガシーとヴィンテージ以外でも対抗呪文を使いたい!という人は少ないながらも増えていますし、WotCがPauperの各種イベントを増やしてくれる事を切に願っています。
コメント
1)に関しては今回改めて実感しました。何かしら現在のPauperの待遇を改善する手だては無いものか、と思います。コミュニティ側がもっと強く意見を発信するしかないんですかね
Pauperが安いからって理由だけでやっている人は当然多いでしょうね。WotCもそれをハッキリと理解していて、それなりの扱いをしているって現状だと思います。構築の入り口という位置付けと競技フォーマットっていう位置付けは両立してもいいと思うんだけどなあ
>ひ
多分構築の入り口って意味でDCIが望んでる環境からかけ離れるんでしょうね。DE進行がスピーディーで好きでした
TPPSは一人回し後即Grepeshot/投了がわかりやすかったですけど、バウンスはよりストレスが溜まりますね
surucucuさん
そうですね。僕がWotCだったとしても、Pauperが生み出す利益を考えるとモミール程度のイベント数&サポートで良いかな、という考えになると思います。
この先Pauperが発展するとすれば、紙Pauperのフォーマット制定&MO統合が一番自然だとは思いますが、上記の理由でなかなか難しそうですね、、、