【ざっくり翻訳】Intense MTGO Scrutiny on MTGStats
2011年7月28日 翻訳最近MTGO界隈で評判のMTGstats.com。
ググってみたら開発者のインタビューがあったので(http://thestarkingtonpost.com/articles/_/1846)、ざっくり訳しました。
どこかで聞いたことがあると思ったら、ペンティーノさんのカバレージ翻訳で出てきたことある人でした。この調子でどんどんサイトを改善して欲しいですねー。
Intense MTGO Scrutiny on MTGStats
by Bill Stark
マジックの統計が最近熱いです。MTGOのニュースレターに興味深いデータが記載され始めましたし、公式ウェブサイトで自分の通算W/L%もトラッキングできます。そして、ついに(WotC運営ではない)MO史上最も詳細な統計結果を提供するウェブサイトが現れました。
MTGStats.comは比較的新しいサイトですが、既にChannelFireballのLSVをはじめとするMTGOコミュニティーから高い評価を受けています。
いかにしてMTGStats.comを立ち上げたのかサイトの管理者であるErik Landrizにインタビューしました:
マジックの経歴を含めた自己紹介をお願いします
マジックはアルファから始めました。1996シーズンから(通算でPTQを8度勝ったおかけで)散発的にプロツアーにも出場していました。プロツアーではマネーフィニッシュ数回と、GP2日目に何度か進んだことがあります。旧ミラディンブロックからは仕事を優先して大会には出ておらず、ほぼMOのみプレーしていました。
ここ最近ミラディン(の傷跡)が戻ってくると聞いてからはリミテッドのPTQへの準備を始め、手始めにルイジアナでTop8に入り、次のミシシッピで勝ちました。その後あったGPナッシュビルでは11-0した時にあなたがカバレージ書いてくれましたよね!
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpnas10/day2coverage#1
実を言うと、以前WotCのネット関係の部署と面接をしたことがあったのですが、残念ながら選考されませんでした。面接では彼らの公式サイトでどんな事を出来るかということを聞かれ、今現在Mtgstats.comにある機能はそこで提案したものがベースになっています。
とはいえ当時(そして今でも)はMOの不安定さが問題になっており、彼らとしては不安定さを助長するようなことは避けたかったのでしょうね。
それから更に2年前WotCがMO3.0を企画していた際、リーグ(未だ実装されていませんが)の設計文章を手がけたことがあり、その中でプレイヤー統計の機能を提案しました。
あるプレイヤーをクリックするだけで彼の成績に関わる野球カードのような統計データを見られるようにしたかったのです。様々なデータに加えトロフィー陳列棚のように、どのような大会に勝ったか等が見られるようにしてはどうかと提案しました。
MTGstatsはどのように立ち上げたのでしょうか?
一番最初にWotCがPlayer Rewardsのメールで統計データ(8-4ドラフトの3-0デッキで一番ピックされたカードだったと思います)を送って来た際、とても興奮した事を覚えています。
そこには非常に興味深いカードが入っていました。Malakir Blooditch!?レアがリストに入ってたんですよ?びっくりしましたね。統計による”ゼンディカーのベストファーストピック”への決定的な解答でした。
最初にWotCのトーナメントリストを発見したのはいつかは覚えていませんが、すぐにかなりの可能性を秘めていると感じました。そこにはWotCが集計せずに放置されているデータがありえないぐらいあったのです。
当時私は友人達にこのデータ群を数時間で纏められるよと吹聴しましたよ。実際にデータベースの基幹部分を設計した際には数時間しかかりませんでしたし(もちろんいくつかバグはありましたが)。
ちょっとWotCのサイトを調べてみたところWotCが集計を始めた頃から(2009年10月~)のデータも閲覧出来るようだったので、全て取り込みました。
その後仕事が忙しくなってプロジェクトを放置していましたが、PTパリに参加する事になった後メタゲームを分析したくなり、GPナッシュビルの前に数日かけてバグをとり、アーキタイプのコンセプトを実装しました。
ウェブサイトに関してはその後の話ですね。データベースを自分で弄るのは楽しかったのですが、友人をはじめ他にもこのデータを公開しようと思いました。自分がどのようなデータを見たいかはわかっていたのですが、友人からも沢山の良いアイデアをもらいましたね。
最終的に年末年始の休暇中、ウェブサイトの大部分を書き上げました。ここ数週間は時間がある時に(円グラフなどの)機能を追加してましたね。そして、先週末エクステンデッドのプレイテスト中にドメインを取得してサーバーのスペースをレンタルしました。
細かい部分を修正して、グラフを追加し、”About”のページを書き足してから外部に公開する許可を友人達へ出しました。昨夜LSVがFacebookでウェブサイトについて投稿した後は、危うくサーバーがダウンする所でしたよ!
LSV前と後のタスクマネージャーを写した面白いスクリーンショットを持ってますよ。今のところ安定しているようですが、このアクセス数が続くようであればサーバーやコーディングをアップデートしないといけないでしょうね。
ウェブサイトの長期的な目標は何ですか?
私の究極の夢はデータを最大限活用するためにWotCで働くことです。このウェブサイトは、WotCが持っているポテンシャルを端的に表わしていると思います。。何を言いたいかというと、もし自分が片手間でこれだけのサイトを作れるのであれば
全ての生データへのアクセス権持った上でフルタイムで時間をつぎ込めば物凄い事が出来ると思いませんか??ESPNのように、底なしの井戸を掘るようなデータ統計をWotCも持つことが出来るかもしれないのです。
http://espn.go.com/mlb/players/bvsp?playerId=3747&teamId=2
短期的な目標はマジックのデータ好きなプレイヤー達のためにウェブサイトを改善していくつもりです。興味をひくだけのデータではなく、実用的な機能を実装していきたいですね。現在実装されている下記のような機能の事です:
メタゲームに対してどのように準備すれば良いか知りたい?→ウェブサイトへアクセスしましょう!
MOの試合前に対戦相手の名前をサイトで検索して、彼の好きなデッキ、成績、サイドに何が入ってるか調べましょう!
ジャンドのサイドのアイデアを探したければジャンドのアーキタイプを検索してどのようなカードがサイドに入っていて、何が勝ち組調べましょう!
新しいデッキのアイデアを探しているのであれば、ローグデッキリストを漁りましょう!
空き時間がある時に追加したい機能のアイデアは山ほどあります。PTパリの準備があるので少し優先度は下がってしまいますが。”About"のページに今後の予定を更新していくつもりです。
MOにどれぐらい時間を費やしますか?
結構時間を使ってますね。Leaping Lizards時代のベータテスターもやってましたし、Hall of Championsに名前を連ねてましたよ。今は仕事が忙しいので、空き時間にマジックと触れるためのツールとしてMOは最適ですね。
ググってみたら開発者のインタビューがあったので(http://thestarkingtonpost.com/articles/_/1846)、ざっくり訳しました。
どこかで聞いたことがあると思ったら、ペンティーノさんのカバレージ翻訳で出てきたことある人でした。この調子でどんどんサイトを改善して欲しいですねー。
Intense MTGO Scrutiny on MTGStats
by Bill Stark
マジックの統計が最近熱いです。MTGOのニュースレターに興味深いデータが記載され始めましたし、公式ウェブサイトで自分の通算W/L%もトラッキングできます。そして、ついに(WotC運営ではない)MO史上最も詳細な統計結果を提供するウェブサイトが現れました。
MTGStats.comは比較的新しいサイトですが、既にChannelFireballのLSVをはじめとするMTGOコミュニティーから高い評価を受けています。
いかにしてMTGStats.comを立ち上げたのかサイトの管理者であるErik Landrizにインタビューしました:
マジックの経歴を含めた自己紹介をお願いします
マジックはアルファから始めました。1996シーズンから(通算でPTQを8度勝ったおかけで)散発的にプロツアーにも出場していました。プロツアーではマネーフィニッシュ数回と、GP2日目に何度か進んだことがあります。旧ミラディンブロックからは仕事を優先して大会には出ておらず、ほぼMOのみプレーしていました。
ここ最近ミラディン(の傷跡)が戻ってくると聞いてからはリミテッドのPTQへの準備を始め、手始めにルイジアナでTop8に入り、次のミシシッピで勝ちました。その後あったGPナッシュビルでは11-0した時にあなたがカバレージ書いてくれましたよね!
http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpnas10/day2coverage#1
実を言うと、以前WotCのネット関係の部署と面接をしたことがあったのですが、残念ながら選考されませんでした。面接では彼らの公式サイトでどんな事を出来るかということを聞かれ、今現在Mtgstats.comにある機能はそこで提案したものがベースになっています。
とはいえ当時(そして今でも)はMOの不安定さが問題になっており、彼らとしては不安定さを助長するようなことは避けたかったのでしょうね。
それから更に2年前WotCがMO3.0を企画していた際、リーグ(未だ実装されていませんが)の設計文章を手がけたことがあり、その中でプレイヤー統計の機能を提案しました。
あるプレイヤーをクリックするだけで彼の成績に関わる野球カードのような統計データを見られるようにしたかったのです。様々なデータに加えトロフィー陳列棚のように、どのような大会に勝ったか等が見られるようにしてはどうかと提案しました。
MTGstatsはどのように立ち上げたのでしょうか?
一番最初にWotCがPlayer Rewardsのメールで統計データ(8-4ドラフトの3-0デッキで一番ピックされたカードだったと思います)を送って来た際、とても興奮した事を覚えています。
そこには非常に興味深いカードが入っていました。Malakir Blooditch!?レアがリストに入ってたんですよ?びっくりしましたね。統計による”ゼンディカーのベストファーストピック”への決定的な解答でした。
最初にWotCのトーナメントリストを発見したのはいつかは覚えていませんが、すぐにかなりの可能性を秘めていると感じました。そこにはWotCが集計せずに放置されているデータがありえないぐらいあったのです。
当時私は友人達にこのデータ群を数時間で纏められるよと吹聴しましたよ。実際にデータベースの基幹部分を設計した際には数時間しかかりませんでしたし(もちろんいくつかバグはありましたが)。
ちょっとWotCのサイトを調べてみたところWotCが集計を始めた頃から(2009年10月~)のデータも閲覧出来るようだったので、全て取り込みました。
その後仕事が忙しくなってプロジェクトを放置していましたが、PTパリに参加する事になった後メタゲームを分析したくなり、GPナッシュビルの前に数日かけてバグをとり、アーキタイプのコンセプトを実装しました。
ウェブサイトに関してはその後の話ですね。データベースを自分で弄るのは楽しかったのですが、友人をはじめ他にもこのデータを公開しようと思いました。自分がどのようなデータを見たいかはわかっていたのですが、友人からも沢山の良いアイデアをもらいましたね。
最終的に年末年始の休暇中、ウェブサイトの大部分を書き上げました。ここ数週間は時間がある時に(円グラフなどの)機能を追加してましたね。そして、先週末エクステンデッドのプレイテスト中にドメインを取得してサーバーのスペースをレンタルしました。
細かい部分を修正して、グラフを追加し、”About”のページを書き足してから外部に公開する許可を友人達へ出しました。昨夜LSVがFacebookでウェブサイトについて投稿した後は、危うくサーバーがダウンする所でしたよ!
LSV前と後のタスクマネージャーを写した面白いスクリーンショットを持ってますよ。今のところ安定しているようですが、このアクセス数が続くようであればサーバーやコーディングをアップデートしないといけないでしょうね。
ウェブサイトの長期的な目標は何ですか?
私の究極の夢はデータを最大限活用するためにWotCで働くことです。このウェブサイトは、WotCが持っているポテンシャルを端的に表わしていると思います。。何を言いたいかというと、もし自分が片手間でこれだけのサイトを作れるのであれば
全ての生データへのアクセス権持った上でフルタイムで時間をつぎ込めば物凄い事が出来ると思いませんか??ESPNのように、底なしの井戸を掘るようなデータ統計をWotCも持つことが出来るかもしれないのです。
http://espn.go.com/mlb/players/bvsp?playerId=3747&teamId=2
短期的な目標はマジックのデータ好きなプレイヤー達のためにウェブサイトを改善していくつもりです。興味をひくだけのデータではなく、実用的な機能を実装していきたいですね。現在実装されている下記のような機能の事です:
メタゲームに対してどのように準備すれば良いか知りたい?→ウェブサイトへアクセスしましょう!
MOの試合前に対戦相手の名前をサイトで検索して、彼の好きなデッキ、成績、サイドに何が入ってるか調べましょう!
ジャンドのサイドのアイデアを探したければジャンドのアーキタイプを検索してどのようなカードがサイドに入っていて、何が勝ち組調べましょう!
新しいデッキのアイデアを探しているのであれば、ローグデッキリストを漁りましょう!
空き時間がある時に追加したい機能のアイデアは山ほどあります。PTパリの準備があるので少し優先度は下がってしまいますが。”About"のページに今後の予定を更新していくつもりです。
MOにどれぐらい時間を費やしますか?
結構時間を使ってますね。Leaping Lizards時代のベータテスターもやってましたし、Hall of Championsに名前を連ねてましたよ。今は仕事が忙しいので、空き時間にマジックと触れるためのツールとしてMOは最適ですね。
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