64人ドラフト(Premier Events)
まず始めに、64人ドラフトがMMMで出来るかわからない事を前提にします(あれば良いですが、多分無いでしょう)。
64人ドラフトは私にとって比較的新しいコンセプトですが、中々気に入っています。例えフォーマットがSSMであっても大儲け出来る可能性があるので、悪くありません。賞品は大体4-3-2-2と同じようになっていて、1ラウンド目を勝つと2パック、そこから1勝する毎に1パックずつ増えていき、トップ8に入ると追加のドラフトとチャンピオンシップへの参加資格を得ることが出来ます。つまり、基本的には賞品が大きい4-3-2-2ということですね。
例えば:
あなたは3パックと4チケットをはらって良いデッキをピックしました。トップ8に入りましたが、そこでは上手く行かずに1没。これはそう珍しい結果ではありません。賞品として8ブースターを受け取り、ドラフトで6パックを開けて、最後に賞品のでかい無料のシールド参加資格を得ました。儲かりましたね。決してホームランではありませんが、少なくとも長打である事は間違いありません。ホームランがあるとすればトップ4&テゼレット開封&イベントチャンピオンシップ入賞ってところでしょうか。
64人ドラフトはリターンが大きく、リスクも4-3-2-2を1没するのと大して変わりありません。リスク&リターンの視点で考えれば64人ドラフトはリスクを負う価値があります。このイベントは例え調子が悪くてもエントリーにあまり費用がかからない事がメリットとしてあげられます。大多数の人は予算的に複数回このイベントに参加する事が可能でしょう。
64人ドラフトコストパフォーマンス:B+
PEシールド対シールドスイス
さて、ここからは2つあるシールドを見ていきましょう-PEシールド(トップ8有り)&シールドスイス
シールドスイス
シールドスイスは全員が4ラウンドの結果によって賞品を受け取るシールドのイベントです。4-0、3-1、2-2全てに賞品が出ます。カードプールの価格を考慮すると、2-2ならあまり損はしておらず、パックの内容次第でプラスになる事もあるでしょう。もし3-1(9パック)すれば収支は必ずプラスで、ボーナスとしてQPだってもらえます。残念ながらシールドスイスではイベントチャンピオンシップの参加権は得ることが出来ません。当然イベントチャンピオンシップに参加出来ない事は残念です。ですが、私見ではシールドスイスはローリスクで儲かるイベントと言えるでしょう。また、これは後述するハイリスクなPEシールドの良い練習になります。
シールドスイスコストパフォーマンス:A
PEシールド(トップ8有り)
シールドスイスと違ってPEシールドはハイリスクなイベントです。トップ8に入れれば賞品はでかいですが、まず強いパックを引いて、更に良いトップデッキをする必要があります。このイベントからイベントチャンピオンシップへの参加資格を得る事は出来ますが、賢い選択とは言えないかもしれませんね。PEシールドに参加するかどうかは、あなたがシールドにどれだけ自信があるか、またどれだけ資産に余裕があるかによるでしょう。もし手持ちが100チケ以下で、売れそうなレアも無ければシールドスイスに参加する事をお勧めします。シールドスイスで良い成績をおさめていれば、PEシールドに参加する価値は充分あります。一般的にこのイベントはリターンよりリスクが高いと言えるでしょう。
PEシールド(トップ8有り)コストパフォーマンス:C
また、シールドイベントに新しいエントリー方式が採用されるかどうか興味深いところです。採用される事を是非祈りましょう(皆さんもWotCに伝えてくれると嬉しいです)。
マーケットプレイス-売りますか?持っていますか?
記事の初めに既に触れていますが、新セットのシングルについてもう一度書く必要があると思っています。一般的に言うと、皆新しいカードを早く(&速く)手に入れたがっています。構築のプレイヤーは他に差を付けるために欲しがっており、コレクターは収集癖があります。
では、あなたは新しいカードをどうするべきか?答えは簡単です、一刻も早く売り捌きましょう。大手のボットに売ったとしてもそう損はしないと思います。大手のボットは大体売値と平均買値の間ぐらいで買取してますし、シングルの値段は最初の数日は下落傾向にありますから。カードの価格が10時に9チケだったのが、1時には7チケになっていた事も珍しくありません。売りなさい(強気の売値でマーケットプレイスに投稿してるとかえって損するでしょう)
「でも_________は新ジェイスだから確保したいよ」
投機するのは構いませんが、事実としてリリースイベント後いずれかのタイミングでシングルの価格がすべからく下落します。リリースイベント中に投機する必要はありません。今回(MBS)のケースでは心配する事はありません。新ジェイスなんていませんから。
今週のレアドラフト:
今週はUULで良く遭遇する事を紹介します-Mother of Runesが流れてきました!このババアは軽く6チケします。今回のケースは上家が高額レアを取ったからかもしれませんが、これが6チケアンコモンのいるフォーマットをドラフトする醍醐味と言えるでしょう。
私の今週のハイライトは、P1でSneak Attack、P2でフォイルのYawgmoth’s Will、Karmic GuideをP3でトータル約60チケです。更にこのドラフトは優勝しました。ウルザ万歳!
次回予告:
来週は二つ記事を投稿する予定です。一つ目は皆さんからリクエストのあったUULドラフト入門です。リミテッドのコツに加え、デックテックやメジャーなアーキタイプ。更に過大評価から過小評価されているカードを紹介します。
もう一つは現シリーズのその3です。MOCSと資金管理、そして私がMTGOを11月に再開してからどのように資産を増やしていったかをご紹介します。それによってあなたの資産を増やす手助けになればと思います(特に私が犯したミスを犯していたりしていれば)。
まず始めに、64人ドラフトがMMMで出来るかわからない事を前提にします(あれば良いですが、多分無いでしょう)。
64人ドラフトは私にとって比較的新しいコンセプトですが、中々気に入っています。例えフォーマットがSSMであっても大儲け出来る可能性があるので、悪くありません。賞品は大体4-3-2-2と同じようになっていて、1ラウンド目を勝つと2パック、そこから1勝する毎に1パックずつ増えていき、トップ8に入ると追加のドラフトとチャンピオンシップへの参加資格を得ることが出来ます。つまり、基本的には賞品が大きい4-3-2-2ということですね。
例えば:
あなたは3パックと4チケットをはらって良いデッキをピックしました。トップ8に入りましたが、そこでは上手く行かずに1没。これはそう珍しい結果ではありません。賞品として8ブースターを受け取り、ドラフトで6パックを開けて、最後に賞品のでかい無料のシールド参加資格を得ました。儲かりましたね。決してホームランではありませんが、少なくとも長打である事は間違いありません。ホームランがあるとすればトップ4&テゼレット開封&イベントチャンピオンシップ入賞ってところでしょうか。
64人ドラフトはリターンが大きく、リスクも4-3-2-2を1没するのと大して変わりありません。リスク&リターンの視点で考えれば64人ドラフトはリスクを負う価値があります。このイベントは例え調子が悪くてもエントリーにあまり費用がかからない事がメリットとしてあげられます。大多数の人は予算的に複数回このイベントに参加する事が可能でしょう。
64人ドラフトコストパフォーマンス:B+
PEシールド対シールドスイス
さて、ここからは2つあるシールドを見ていきましょう-PEシールド(トップ8有り)&シールドスイス
シールドスイス
シールドスイスは全員が4ラウンドの結果によって賞品を受け取るシールドのイベントです。4-0、3-1、2-2全てに賞品が出ます。カードプールの価格を考慮すると、2-2ならあまり損はしておらず、パックの内容次第でプラスになる事もあるでしょう。もし3-1(9パック)すれば収支は必ずプラスで、ボーナスとしてQPだってもらえます。残念ながらシールドスイスではイベントチャンピオンシップの参加権は得ることが出来ません。当然イベントチャンピオンシップに参加出来ない事は残念です。ですが、私見ではシールドスイスはローリスクで儲かるイベントと言えるでしょう。また、これは後述するハイリスクなPEシールドの良い練習になります。
シールドスイスコストパフォーマンス:A
PEシールド(トップ8有り)
シールドスイスと違ってPEシールドはハイリスクなイベントです。トップ8に入れれば賞品はでかいですが、まず強いパックを引いて、更に良いトップデッキをする必要があります。このイベントからイベントチャンピオンシップへの参加資格を得る事は出来ますが、賢い選択とは言えないかもしれませんね。PEシールドに参加するかどうかは、あなたがシールドにどれだけ自信があるか、またどれだけ資産に余裕があるかによるでしょう。もし手持ちが100チケ以下で、売れそうなレアも無ければシールドスイスに参加する事をお勧めします。シールドスイスで良い成績をおさめていれば、PEシールドに参加する価値は充分あります。一般的にこのイベントはリターンよりリスクが高いと言えるでしょう。
PEシールド(トップ8有り)コストパフォーマンス:C
また、シールドイベントに新しいエントリー方式が採用されるかどうか興味深いところです。採用される事を是非祈りましょう(皆さんもWotCに伝えてくれると嬉しいです)。
マーケットプレイス-売りますか?持っていますか?
記事の初めに既に触れていますが、新セットのシングルについてもう一度書く必要があると思っています。一般的に言うと、皆新しいカードを早く(&速く)手に入れたがっています。構築のプレイヤーは他に差を付けるために欲しがっており、コレクターは収集癖があります。
では、あなたは新しいカードをどうするべきか?答えは簡単です、一刻も早く売り捌きましょう。大手のボットに売ったとしてもそう損はしないと思います。大手のボットは大体売値と平均買値の間ぐらいで買取してますし、シングルの値段は最初の数日は下落傾向にありますから。カードの価格が10時に9チケだったのが、1時には7チケになっていた事も珍しくありません。売りなさい(強気の売値でマーケットプレイスに投稿してるとかえって損するでしょう)
「でも_________は新ジェイスだから確保したいよ」
投機するのは構いませんが、事実としてリリースイベント後いずれかのタイミングでシングルの価格がすべからく下落します。リリースイベント中に投機する必要はありません。今回(MBS)のケースでは心配する事はありません。新ジェイスなんていませんから。
今週のレアドラフト:
今週はUULで良く遭遇する事を紹介します-Mother of Runesが流れてきました!このババアは軽く6チケします。今回のケースは上家が高額レアを取ったからかもしれませんが、これが6チケアンコモンのいるフォーマットをドラフトする醍醐味と言えるでしょう。
私の今週のハイライトは、P1でSneak Attack、P2でフォイルのYawgmoth’s Will、Karmic GuideをP3でトータル約60チケです。更にこのドラフトは優勝しました。ウルザ万歳!
次回予告:
来週は二つ記事を投稿する予定です。一つ目は皆さんからリクエストのあったUULドラフト入門です。リミテッドのコツに加え、デックテックやメジャーなアーキタイプ。更に過大評価から過小評価されているカードを紹介します。
もう一つは現シリーズのその3です。MOCSと資金管理、そして私がMTGOを11月に再開してからどのように資産を増やしていったかをご紹介します。それによってあなたの資産を増やす手助けになればと思います(特に私が犯したミスを犯していたりしていれば)。
コメント
リリースイベントが待ち遠しくてしょうがないですw
>もう一つは現シリーズのその3です。MOCSと資金管理、そして私がMTGOを11月に再開してからどのように資産を増やしていったかをご紹介します。
その3の内容があまりにもツボすぎてwktkしすぎて生きていくのが辛いwww
本人が言うには大体引退する度に1000~2000チケぐらい処分するそうです。まあ話半分としても、その10分の1規模でも御の字ですよね。
その3は多分木曜日前後には元ページで公開されると思うので、どんどん見に行ってしまってください!w
リンクたどってきたんですが、非常に興味深い内容でした。
続編の翻訳にも期待しています。
ぼちぼち翻訳頑張って行きますので今後ともよろしくおねがいします!
ちょうど新セットのプレリ前だったので、とても参考になる記事でした!
今後も期待しております。
WotCのリリース情報では64人ドラフトの参加費&賞品割が変わってましたね、、ただそれ以外の情報は普遍的にどのリリースでも使えると思います。
今後ともよろしくお願いします。
色々と為になる記事読ませてもらいました。
次回の翻訳も期待しています。
>64人ドラフトの参加費&賞品ですが、パッと計算したところ参加費14tix↑で賞品平均が6tix↑。人気だからといってイベント数を増やすのではなく参加費を増やすとはwizardsもなかなか悪ですね。
丁度今日シリーズ最新作があがってたので、週末中には記事を更新しますね。
最近のGold構築といい、WotCはハイリスクハイリターンに味を占めたのでしょうかね、、、